インスタコード、楽しく使わせていただいております。
メジャーの7とマイナーの2は、通常のマイナーコードが鳴りますが、
これを本来のマイナーb5(7th無し)が鳴るモードもあると大変うれしいです。
メジャーの時は7の隣がm7b5なので(7thが鳴ってしまいますが)同時押しがしやすいですが、
マイナーの時は2との同時押しがメジャーの時にはあまり現れない運指のため難儀しています。
(最大の理由は7thが鳴らないマイナーb5が欲しい、というのもあります)
ご検討していただけると幸いです。
@hawata さま
ご意見ありがとうございます。
※以下 マイナーフラット5th は dim と表記させていただきます
おっしゃる通り、7 のボタンに 7dim を割り当てるという考え方はごもっともなのですが、インスタコードの基本UIである「Swapでメジャーマイナーを入れ替える」という仕様が破綻してしまうため、7を例外扱いせず、マイナーを割り当てることを選択しました。
ちなみに7にメジャーでなくマイナーが割り当てられている理由は、Circl of 5th に基づいています
7>3>6>2>5>1>4>7b>3b
という並びで、2から左がマイナー、5から右がメジャー なので、7 はマイナー系ということになります。
ただ、頻度としてはマイナーよりメジャーの方が多いよな…と思っています。
あとおっしゃる通り、dim か m7-5 の7thを外して dim を弾けるようにしてほしいという意見もあるのですが、dim7にしている理由もいくつかあります。
1つ目はインスタコード特有の事情なのですが…
インスタコードのボイシングは計算で作っているわけではなく、約140種類のコードに割り当てられる6つの音を私が一つずつ手作業で割り当てています。昔の自動伴奏ソフトは、構成音が急にジャンプして不自然な演奏になる場合がありました。インスタコードでは、あらゆるキーで、どんなコード進行をしても途中で不自然に音が飛ぶことがないように、なるべく同じ範囲の音を使いつつ、響きがきれいになるようにボイシングを作っています。他の主なコードは4和音なのですが、dimは3和音で、しかもb5 と 1 の間隔が半音6個分も空いているので、どうしても構成音にムラができてしまい、7thを入れないと隙間が埋まらないという、本質とはズレた事情です。
また、音楽ジャンルによっては、dim と dim7 を区別しない(dim7 を dimと言う場合がある)ので、問題ないだろうと判断しました。
他にも色んなアイディアはあります。
m7-5 の位置に dim を置いて、7thと同時に押すとdim7, M7と同時に押すと m7-5 というのもありかなぁと思いますが、ポップスでの m7-5 の登場頻度を考慮すると、離れた位置のボタン2つ押しを必須にするのは得策ではないか・・・など。
電子機器なので、ソフトの改変によっていくらでもカスタマイズすることは可能なのですが、楽器UIという位置づけで考えると、安易に変更したり、あるいは選択肢が増えるというのは決して良いことではないと思っています。
よく例えに出すのですが、パソコンのキーボードで、GとHの位置を入れ替えたほうが使いやすいという人がいたとしても、カスタマイズできるようにしてしまうと、UIとしての標準化は遠のいてしまいます。
ピアノ鍵盤も、サックスも、曲のキーによっては演奏がすごく弾きにくいのに、それでもこれらのUIが長い年月をかけて標準化という地位を得たのは、UIを変えなかったから、という理由もあると思います。
長々と書きましたが、インスタコードは新しい楽器として、標準的なUIの一つという地位を目指しているので、容易にカスタマイズできるようにしてはいけないと思いますし、仕様の変更は慎重に行うべきだと思っています。
また、一方で、インスタコードのUIが完成品だとは認識していません。
現在のユーザーの皆さんには申し訳ないですが、今後、もしかしたらUIを変更することもあるかもしれません。
(ちなみに、6th, aug を選択する仕様は近いうちに無くして、どちらも弾けるようになります)
パーフェクトなUIは存在しないと思いますが、最大公約数の人が馴染めるUIをこれからも追求していきたいと思いますし、皆さんからいただいた意見やご要望はしっかり受け止めて、慎重に検討を進めていきます。
貴重なご意見ありがとうございます。
早速のご回答ありがとうございます。
「Swapでメジャーマイナーを入れ替える」という仕様が破綻してしまう
確かにおっしゃる通りですね。納得です。
どんなコード進行をしても途中で不自然に音が飛ぶことがないように、なるべく同じ範囲の音を使いつつ、響きがきれいになるようにボイシングを作っています。
これは凄く感じました。演奏していて気持ちい理由の1つだと思っています。
メジャーの7が7m(マイナーの2が2m)であることの利点を実感することももちろんあるので、
ジャンルによる傾向というのは確かにあるのかもしれません。
引き続きインスタコードを楽しんでいきたいと思います。