全ての人に演奏の楽しさを
当社は世界中のすべての人が演奏を楽しめる世の中を目指して、新しい電子楽器の開発・製造・販売を行なっています。
社員1名のベンチャー企業
InstaChord株式会社は、開発者ゆーいち1名の小さな会社です。
ものづくりのプロフェッショナルを日本中から集めたチームを結成し、開発・製造・販売・サポートを行なっています。
小規模経営と、アウトソースの活用で、大手企業には真似できないスピード感と低価格を実現しました。
開発チーム
- 企画・開発・販売:InstaChord株式会社
- 量産設計・生産:JENESIS株式会社
- 設計・プログラム:ウダデンシ
- 開発支援:株式会社ミューシグナル
- 開発支援:QUICCO SOUND株式会社
- 構造設計:和幸ゴム工業株式会社
- デザイン:武者デザインプロジェクト
- 物流:佐川グローバルロジスティクス株式会社
- 流通:株式会社サンフォニックス
- 修理・サポート:JENESIS株式会社 宮崎CSセンター
会社概要
商号 Company Name | InstaChord株式会社 |
代表者 President | 永田雄一 (プロフィール) NAGATA, Yuichi |
設立日 Date of Establishment | 2019年9月25日 September 25 2019 |
所在地 Address | 東京都目黒区下目黒三丁目2番3号201 3-2-3-201 Shimo-meguro Meguro-ku Tokyo. Japan |
目的 Objective | 電子楽器の開発、製造および販売 |
資本金 Capital | 1000万円 |
社員数 | 1名 |
受賞歴等 Award | 東京都事業可能性評価事業(2021.3) 東京都ベンチャー技術特別賞(2021.11) iFデザイン賞2023(2023.4) |
沿革
こちらの動画で開発の裏話も紹介しています。
2018年
9月 作曲補助アプリを考案
自身の作曲活動の補助ツールとして、指2本でコードを入力できるインターフェイスを考案した。
(これが後の「InstaChord-i」になる)
12月 楽器開発の調査開始
タッチパネル操作よりもボタンがあったほうが演奏しやすいと思い、木製のモックを作り、知人のミュージシャンに意見を聞く。
またアンケートによる市場調査を行なった結果、初心者でもコード演奏ができる楽器のニーズが高いことが分かったので、「作曲ツール」から「初心者でも弾ける楽器」に方向転換し、1000万円の私財をつぎ込んで試作機を製造することを決意。
2019年
1月 武者デザインプロジェクト社に相談
ものづくりの知識が全く無かったので、知人のプロダクトデザイナー武者さんに相談して、ものづくりのプロセスについて指南を受ける。
4月 宇田さんと出会う
電子機器の開発会社に片っ端から連絡するも好感触を得られず困っていたところ、電子楽器ウダーの開発者宇田さんと出会い「私が試作機を作りましょう」と言われたので、一筋の光が射した。
7月 ジェネシス藤岡さんに会う
藤岡さんの著書 「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ に感銘を受け都内で開催された講演に押しかける。
講演後、直接会える機会を設けてもらい、手作りの木製のモックを持ってインスタコードの構想を話し、いつか作って欲しいと伝える。
8月 原理試作機完成
宇田さんと出会ってわずか4ヶ月で実際に動く試作機が完成。
10月 1次試作機完成
原理試作の開発と並行しながら、デザインを武者さん、構造設計を和光ゴム工業さんと進めて、機能的には製品とほぼ変わらない試作機が完成。
ようやく周囲の評価が良くなる。
音楽のコミケ「M3」に出展し好評を得て、ギズモードでも紹介されちょっと話題に。
2020年
1月 NAMM SHOW 出展
キッコサウンド廣井さんから「楽器を作るならNAMMに出すべきだ」と言われ単身アメリカへ。
現地で会った廣井さんに「本当に来たの?」と笑われる。
しかし来場者からは高い評価をいただき、世界中で売れると確信。
5月 クラウドファンディング
コロナの影響もあり金融機関は相談すら出来ない状況。
金融機関には頼らずクラウドファンディングを実施し、5000万円以上集まらなければ量産は断念すると決めた。
7月 7900万円の予約注文が集まり量産決定
クラファンで成功するには広告で認知を広げる必要があり、生命保険を切り崩して300万円の広告費を捻出。広告のCPA(1台受注に要する広告費)は2000円以下という驚異の費用対効果を上げる。
他にも様々な方に応援していただき、目標を上回る予約注文が集まった。
ここから、実際に市場に出せる製品にするため、テストと開発を繰り返す。
12月 iOSアプリ「InstaChord-i」リリース
クラファンで予約してくださった方に、製品の雰囲気だけでも体験していただけるようiOSアプリを開発。
2021年
1月 2次試作機 完成
4月 テレビ朝日「グッドモーニング」で紹介
初めての全国放送(北海道・東海・関西・福岡を除く)
5月 半導体不足の影響で納期が8月に延期
メインCPUが調達不可能になり、他社のチップを採用し設計変更を余儀なくされる
→詳細
7月 専用楽譜アプリリリース
コード譜を番号に変換するアプリ「コード譜ライター」を iOS, Android でリリース
8月 初期ロット完成
初期ロット4,000台の生産が完了。
翌月から予約済みのお客様に配送をスタートしました。
9月 toICN, InstaChordizer (現 KANTAN Chord)リリース
ユーザー有志が、コード譜サイトをKANTANコードに変換するアプリを開発してくれたおかげで、初心者でもすぐに曲を弾けるように。
11月 東京都ベンチャー技術特別賞受賞
東京都が主催する世界発信コンペティション2021 にて、東京都ベンチャー技術特別賞を受賞。
11月 初期ロット4,000台が完売
発売から2ヶ月あまりで初期ロットが完売。
翌年1月まで生産待ちの状況が続く。
2022年
3月 VR版インスタコードをリリース
弊社監修の元、有志の のりつね さんが Meta Quest 用のアプリを開発・リリース
11月 モデルチェンジを行ない全国の楽器店で取扱開始
弾き心地を向上させた新モデル IC-31 を発売。
旧モデルのユーザーも部品交換で新モデル相当の製品に更新できる、異例の「ハードウェアアップデート」を実施。
2023年
3月 aiwa からライセンス提供モデル発売
aiwa デジタルにライセンスを提供し、初心者用モデル aiwa play RX01 が発売される。
4月 iFデザインアワード受賞
世界的に権威のある iF デザインアワード2023を受賞。