ご要望ありがとうございます。
インスタコードの考案した当初は
〜 + 7th や # + dim
というボタンを配置することも考えたことがあるので、おっしゃる意味はよく分かります。しかし、ご提案の仕様ではインスタコードの楽器としての体系的な合理性が削がれる気がしています。
頑張って 〜 と 7th の同時押しを練習していただければ幸いです。
ちなみに、実はaug と 6th の入れ替え仕様も楽器として良くないなと思っていたので、あの使用は変更して、もっと理にかなった運指にする計画です。
便乗してごく最近に気づいた悲しい事実と疑問について書かせてください。
唐突ですがこれをお読みの皆さんに試していただきたいのですが
親指2本以外の計8本の指を軽く曲げて、指先をピアノを弾くときのように軽くテーブルに付けてみてください。
その状態で各指を「第二関節を曲げたまま」「第一関節のみを伸ばす(逆にそらす)」という動作ができますでしょうか?
私は左手の小指のみ、この「逆ぞり」動作ができません。
第一関節を伸ばすと第二関節も伸び、第二関節を曲げるとつられて第一関節も曲がってしまいます。
そしてこれができないと「~ + 7」「~ + 9」の同時押しが限りなく難しい、というよりほぼ無理なのです。
この「逆ぞり」ができない場合、指板に対して小指の先端部分しか接地できません。
ただでさえ小さく非力な小指で先端のみだと2ボタン同時は相当厳しいのです。
例えば小指をまっすぐ伸ばす、あるいは逆に直角に曲げて下のへりにピッタリくっつける、
小指を傾けて側面を使う、等によって「~ + 7」のみであればできなくはありません。
しかし指の形や手首の角度が不自然になり、番号ボタンが押しづらく
無理に押せたとしても曲に組み込んでのコードチェンジに無理が出てきます。
Yu-ichiさんは設計の段階で大きな問題と感じなかったと思われることから
「逆ぞりできる人」ではないかと予想しますがどうでしょう?
あるいは私が気づいていないだけで指先だけでも簡単に同時押しできる方法があったりするのでしょうか?
もし「逆ぞりできないけど同時押し簡単だよ!」という方いらしたらやり方を教えていただきたいです。
@doco さん
ご意見ありがとうございます。
弾き方を色々と工夫して演奏されているようでとても嬉しいです。インスタコードをご愛用くださっている方の中には、指が自由に動かせない方や、5本より指が少ない方もたくさんいらっしゃって、皆さん色んな工夫をされているなぁと思います。
同時に押しやすいように、「~」や「9」にスポンジテープを貼って高さを変えている方もいらっしゃいました。2mmくらいボタンの高さを上げれば、逆反りできなくても問題なく弾けるので、正直、ボタンの高さ自体を、もう少し上げたほうが良いかなと思っています。
また、小指で「~」を押さえるというのはあくまで一つの例なので、薬指を使うなど工夫されてみてはいかがでしょうか?小指を一切使わずに弾いている方もたくさんいらっしゃいます。
私の場合「~」+「9」は諦めますが、どうしても弾きたい場合は薬指で押さえるかも知れません。
私自身はもともと楽器は苦手ですし、指先も器用ではないので、正しく演奏しようと思うとかなり難しいです。
色んな動画でお伝えしているように、コード演奏というのは正しく弾くことよりも、自分の弾ける範囲で楽しく弾けばそれで良いという考えのもと、省略しても音楽的に成立するこの構造を考案しました。